おはようございます。
若い頃、私はずっと自分の体型が嫌いでした。
「デカい」「太ってる」──そんな言葉を浴びるたびに、心まで縮こまっていくような気がしていました。
けれど歳を重ね、人生と向き合い続けるうちに気づいたことがあります。
コンプレックスは、消すものではなく“意味を変えていく”ものだということです。
私は身体の大きさを、心の大きさへと育て直してきました。
明るく、優しく、懐の深い自分であろうと決めたとき、かつての痛みはいつの間にか私の個性になり、「愛さんは愛の人」と言われるようになりました。
そして今、同じ特徴を持つ娘に、私はそっと伝えています。
そのままでいいよ。あなたの“好き”は、あなた自身で育てていけるよって。
このコラムは、かつての私のようにコンプレックスに悩む若い人たちへ、そして自分を好きになる方法を探しているすべての人へ届けたい物語です。
コンプレックスは“消える”のではなく、意味が変わっていく
昔の私は、悩みが尽きない暗黒の時代を10数年もすごしていました。
制服のスカートから見える足は誰よりも太くて、ルーズソックスが似合わない。
ジャケットを着ると肩が立派で、男子よりも大きく見える。
鏡を見るたびにため息が出て、写真に写る自分を直視できない時期もありました。
周りの女子たちの華奢さや可愛らしさがまぶしくて、羨ましくて、比べては落ち込む。
そんな日々を長いこと過ごしていました。
でも、47歳になった今、鏡を見ても落ち込むことはありません。
はて。どうしたものか??
と冷静になって考えた時に、気が付いたんです。
体型そのものは劇的に変わらなくても、その特徴をどう扱うか、どう捉えるかで、人生の見え方は大きく変わるんだってことを。
私はそのことを、時間をかけて実感していき、こうやってコラムに綴るまでになりました。
身体の大きさを、心の大きさへと育て直した日々
“気持ちまでデカくて硬い”ままでは、ただの扱いづらい人になってしまう
若い頃の私は、体型に対するコンプレックスから、心まで硬くなっていました。
強がり、意地っ張り、素直になれない。
そんな自分が、周囲から「怖い」「近寄りがたい」と思われてしまうこともあり、孤立した時期も長くありました。
ある時、ヨガをしながら瞑想をしていたら、こんな言葉が自分の中に浮かんできたのです。
「どうせ“デカい”と言われるなら、心まで大きい人になろう」
この言葉が、私の生き方を変える最初の一歩になりました。
明るく、優しく、懐の深い自分へ
私は、身体の大きさを心の大きさへと育て直すことにしました。
明るく、優しく、懐の深い自分であろうと決めたのです。
すると、少しずつ周囲の反応が変わっていきました。
人に頼られることが増え、相談されることが増え、「愛さんは愛の人ですね」と言われるようになりました。
その言葉を初めてかけられたときの嬉しさは、何年経っても忘れません。
若い頃、あれほど嫌っていた“デカさ”が、別の形で人に伝わっている。
それは、私が自分のコンプレックスを押し殺したからではなく、 自分の手で“育て直した”からこそ得られた結果でした。
娘に伝えたい、コンプレックスとの向き合い方
同じ特徴を持つ娘へ、そっと手渡している言葉
今、私には娘がいます。
そして彼女は、かつての私と同じ特徴を持っています。
だからこそ、私は娘にこう伝えています。
「そのままでいいよ」
「あなたの“好き”は、あなた自身で育てていけるよ」
「あなたの身体は、あなたの人生の味方だよ」
私は娘に、自分がかつて受け取った痛みをそのまま渡したくありません。
だからといって、無理に「可愛いよ」「気にしなくていいよ」と言うつもりもありません。
それは押しつけの肯定になってしまうからです。
特徴は“どう使うか”で価値が変わる
私が娘に伝えたいのは、 “特徴は、あなたの生き方次第でいくらでも意味を変えられる” ということです。
身体が大きいことは、存在感があるということでもあります。
人を包み込む安心感につながることもあるし、頼もしさとして映ることもある。
その特徴をどう扱うかで、周囲の見え方も、自分の感じ方も変わっていきます。
私は娘に、コンプレックスを否定するのではなく、「どう使うか」を考えられる人になってほしいと思っています。
コンプレックスは、あなたの未来を豊かにする
若い頃の自分に伝えたい言葉
私は、若い頃の自分にこう言ってあげたいです。
「その“デカさ”は、あなたの未来を豊かにするよ」
「あなたはその特徴を、愛に変えていけるよ」
「大丈夫、あなたはあなたのままで美しいよ」
そして同じ言葉を、今の若い人たちにも届けたいと思っています。
コンプレックスは、あなたを弱くするものではない
コンプレックスは、あなたを弱くするものではありません。
あなたの生き方次第で、強さにも、優しさにも、魅力にも変わっていくものだから。
どうか、自分を嫌いにならないでください。
どうか、自分の特徴を恥じないでください。
あなたの中には、まだ気づいていない個性の芽がたくさん眠っているから。
意味を変えれば、コンプレックスは武器になる
今私は、娘の小学校のPTA役員をしています。
来年度の役員選出の際、「来年も続投してほしい」と指名を受けました。
理由を聞くと
「誰よりも楽しそうに仕事をしていて、武嶋さんが居てくれるとPTA行事が盛り上がるし、何よりも信頼できるから」
と言われました。
皆が嫌がるPTAの役割を、私に押し付けようと思って出てきた言葉ではありませんでした。
私の大事にしている信条を認めてもらえたようで、心から嬉しかったです。
あぁ、私の武器はコレだな、と確信した瞬間でした。
私の“デカさ”は、誰かを安心させ、場を明るくし、信頼を生む力になっている。
その背中を、娘はきっと見ています。
彼女がいつか自分の特徴に悩んだとき、
「ママみたいに意味を変えてみよう」
そう思ってくれたら、それだけで十分です。
最後に
もし今、あなたが自分の身体や性格を嫌いだと思っているなら、どうか覚えていてほしいです。
コンプレックスは、あなたを縛る鎖ではなく、あなたを育てる“材料”になるということを。
あなたの中には、まだ形になっていない魅力がたくさん眠っています。
どう育てるかは、あなたが決めていい。
その選択が、あなたの人生を豊かにしていきます。
そしてもし、
「自信を取り戻したい」
「本当の強みを見つけたい」
「自分を愛するところから始めたい」
そう思ったら、私はいつでもあなたの味方です。
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