家のルールは伝え続ける、優しくするとつけあがるから厳しくするetc…妻の接し方、それ全部逆です!

おはようございます。
今朝は珍しく娘に対してブチギレてしまい、怒りに任せて言葉を吐き、そのまま学校へ送り出しました。
どうしてもルールを守らず、でも「守った」と噓をつく7歳児に対して、どうして良いものやら…💦
言っても守らない、守れる他のルールを作ると、最初のルールを忘れる。
それに対して親はいつまでイライラさせられるのか!?

悶々としながらPCを開き、このコラムを書き始めています。


そこで気付いたのが、このタイトル。
私がやってること、全部逆なのかも…

夫婦において、または大人においてはそれが分かっていて、きちんと対応できているはずの私でも、育児となるとどうしてもやりすぎてしまい、反省、の繰り返し。
でもよくよく考えてみたら、大人も子どもも人間ですから、対処すべき方法は同じなのかも!?

ということで、今日のテーマは自戒の念も込めて
家のルールはみんなのもの。守ってもらえるまで何度だって伝える!
うちの夫は優しくすると甘えてきて何もしないから、厳しくしているんです。
という妻の対応、実はそれ、全部逆ですよ~!!

でいきたいと思います。

人間という生き物を理解しよう

まず、この基本から。
一人でも多くの人に覚えてもらうために、何度でも書きますよ!

私達人間の行動の土台には、あるものが存在します。

例えば
ご飯を食べる、お風呂に入る、毎日寝るのは、どんな理由がありますか?

これは、欲求があるから、です。
お腹が空いたから満たしたい、身体を温めたり緩めたい、脳も身体も休ませたい、など。
これは、生理的欲求といって、身体が欲する欲求であり、それを満たすための行動をとります。

では、勉強を頑張るのは、仕事を頑張るのは、おしゃれをするのは、どんな理由がありますか?

これもまた、欲求があるから、です。
心理的欲求といって、心が欲する欲求です。
周囲に認められたい、成果を出したい、美しさを極めたい、などなど。
この欲求を満たすために、人間は努力もするし、挫折もします。

人間という生き物の行動の土台には、欲求があるということ。

では、人間が人間と接するときは、どんな欲求があると思いますか?

ここからが本題です。

自分の話を聞いてほしい。

自分を一番だと認めてほしい。


自分は価値がある人間だと認めてほしい。


自分の行動は全て正解だと認めてほしい。


という欲求です。
これを、自尊心と言います。

あなたも、自分の話は聞いてもらいたいでしょ?
あなたの行動を正そうとする人がいたら、嫌な気持ちになるでしょ?

そして、あなたに自尊心があるように、家族一人ひとりにも同じような自尊心があります。

だから、家族とは

自分の話を一番聞いてほしい。

自分を一番だと認めてほしい。


自分は価値がある人間だと認めてほしい。


自分の行動は全て正解だと認めてほしい。


という人間の集合体、チームなんです。

家族に必須なことは「欲求(自尊心)を満たし合う」こと

好きだから一緒になったけど、何年も何十年も一緒に生活をすると、どんどん嫌なことが加算され、
あなたが私の話を聞いてくれないのだから、私もあなたの話を聞きたくない
とか
あなたの行動は間違いだらけだから、正解だなんて認められない
という想いが募ることもあるかもしれません。

でも、人間の本質を忘れてはいけません。
欲求を満たすために行動する生き物です。
家の中で欲求が満たされないなら、他で満たせる場所を探すだけ。
これがいわゆる不倫や浮気、離婚です。

ですから、家族の平和を築く鉄則は、
妻が
夫の話を聞く

夫を一番だと認める


夫は最も価値がある人間だと認める


夫の行動は全て正解だと認める

夫も
妻の話を聞く

妻を一番だと認める


妻は最も価値がある人間だと認める


妻の行動は全て正解だと認める


これをやれば良い、ということです。

親は
子の話を聞こう!

子を一番だと認め
よう!

子は最も価値がある人間だと認め
よう!

子の行動は全て正解だと認め
よう!

それが一番の正解なんです。本来は。
(自分に対して念押し!!)

家のルールを守ってくれない夫の本音

部屋の電気は出る時に消してって何回言ったら分かるの?

靴下もシャツも洗濯機に入れる時におもてにしてってば!!

麦茶が残り少なくなったら次の日の為に新しく作ってよ…

こういうセリフを妻が言い続けているおうちは少なくないと思います。
自分の心に聞いてみましょう。

結構、言っちゃってますよね。

そして、言いながら
いつまで言えばうちの夫は守れるようになるの💦
と諦めと失望のような悲しい気持ちも同居していて、相手にも自分にも嫌気がさしている、なんてこと、あるでしょう。

これはですね、言い続けても守ってくれません。断言します。
人間の基本は、「自分がやっている事が正解だと認めて欲しい」わけなので、夫が部屋の電気をつけっぱなしなのも、靴下やシャツが裏っ返しのまま洗濯することも、麦茶の空の容器を冷蔵庫に戻すことも、夫にとっては全部正解なんです。

あり得ない…という妻の声が聞こえてきそうです。

でもね、夫には夫の独自のルールや理論が存在するので、妻からするとあり得なくても、これが夫が家のルールを守ってくれない正しい解説なのです。

じゃあ、夫の独自のルールや理論って何?なんですが
例えば
部屋の電気は、つけておくと何分でいくら、でもつけたり消したりするとその都度電気代が少しずつかかるのだから、実はつけっぱなしにしておいた方が安い
とか

靴下もシャツも、地肌に触れているほうを外側にして洗った方がキレイになる。だから裏っ返しのまま洗って欲しい
とか

麦茶を作るということ自体が面倒くさいのだから、ペットボトルで買えばいいじゃん
とか

これ全部実際にあった意見ですが、こういう夫の見解があるんです。

そしてそれに対する妻の反論がまた存在します。

電気つけっぱなしは落ち着かない!
裏っ返しのまま洗って、たたむ時に戻す私の気持ちにもなってよ!
ペットボトルの麦茶をいちいち買っていてはお金も無駄だし、ゴミも増える!

などのように。

そしてこれを伝えるとまた夫から、反論が出ます。

つまりこれ、お互いに自論をぶつけ合い続けるだけの、不毛な戦いなんです。
だから、言い続けても絶対に妻が決めた家のルールを夫が守ることはありません!!

夫に家のルールを守ってもらうには

解決策は
① 家のことは夫婦でルールを作る
② 担当を分ける
③ ルールという概念自体をなくす

です。

ちなみに難易度は①が最も軽く、③が難しいので、自分に合ったやり方を選んでください。

① 家のことは夫婦でルールを作る
先ほどの説明にもありますが、妻が決めたルールに対する反論があるから、夫は守らないだけ。
であれば、夫にもルールを考えてもらい、2人で合意したものを家のルールにすれば良いだけです。

人間は、自主的に考えたものに大しては、自分事として考え、主体的に行動します。
ですので、合意を取ることを常に意識して、話し合うということをやってみると、自然と家のルールも守られていきますよ。

② 担当を分ける
人間には向き・不向きや、得意・不得意がありますので、ここは何度言われても守れないけど、それなら1回聞いただけですぐにできるようになった、というものがあります。

部屋の電気はつけっぱなしにしがちな夫だけど、使った食器はすぐに洗ってくれる。
洗濯物は裏っ返しのままだけど、洗濯物をたたませたらとても綺麗!
など、夫の得意分野を見つけて、それだけは完璧にこなしてもらう、あとは目をつぶる、という割り切りも時には必要です。

だって、妻にも得意・不得意があるはずですから。
全部いちいち口出ししていたら、夫も妻に辟易としますし、妻も疲れちゃいますよ!!

③ ルールという概念自体をなくす
ルールがあるから、守らなかった時に指摘や非難が生まれるわけです。
それならいっそ、みんなが快適に過ごせる家に保つ!という共通の認識だけ維持して、それ以外のルールを取っ払ってしまうのも手です。

ルールは秩序を保つために必要ではありますが、度が過ぎたルール(または量が多すぎる場合)は息苦しさを生み、結果的に誰にとっても快適ではない空間になってしまいますので、程よくルールを撤廃するというのも大事なことかな、と思います。

ルールはきちんと守られているけど、自由が存在しない、まるで刑務所のような空間。
または、夫婦仲が良くない、家庭内別居のような関係なんて、誰も望んでいませんよね。

もっと細かく説明しだすと、たくさんの解決策はあるかと思いますが、人間の基本(=自尊心)に照らし合わせて考えると、大きく分けてこの3つのような気がしています。

子どもがルールを守るために必要なこと

これは自戒の念も込めて、ちょっと書いておきます。

子どもの場合、ルールを守ることと、守らないことの大きな違いが理解できていないのかもしれません。
そして、実際に起きていることと、親の認識が、異なっていることも原因なのかもしれません。

例えば今朝のうちの娘の場合だと、iPadを観る時は1時間以内。目を休ませること。というルールがあるにも関わらず、もう何回も、何十回も1時間以上観ているにも関わらず、親の存在に気付くとiPadを閉じて、観てないフリをします。

今、観てたでしょ!と聞くと、うん…と素直に答えるのですが、自分でタイマーをかけて1時間以内でやめることができません。

そこで親は(というか私は)
なんで嘘つくの!?そんなに簡単に嘘をつけるの!?

と怒るわけですが、今改めて冷静に、子どもの気持ちになってみたところ、この場合は、嘘をついているわけではなく、ただ欲望のままにiPadを観続けてしまっただけ、なんですよね。

でも私は、ルールがあるのに守らない=嘘をつく という表現で伝えてしまい、その間違った自分の表現にさらに怒りを感じ、ブチギレるという流れになります。

娘からしたら、嘘はついていない、でもルールは守っていない、怒られるのが嫌だからiPadを閉じただけ、なのかな…

ですので、
✨ルールを守る=1時間以内でiPadを観るのをやめる → それは目を休ませ、目の健康を維持するため
⚡ルールを守らない=1時間以上観続ける → 親が悲しいからなのか、目が悪くなるからなのか、それとも他の理由?
をきちんと整理して子どもには伝え、目の健康を維持するためにルールを守ること」を自分で選択させる必要があったわけです。

観たのに「観ていない」と答えるなど、明らかな嘘の場合には違う対処法があると思いますが、今朝の場合にはこういう対処法が望ましいかな、と、私も未熟な親として考えさせられる一日の始まりでございました。

最後に

反省と学びを繰り返して、私達大人も一歩一歩進化しつつ、完璧な大人なんていません。
子どもだって、毎日学校に通って、6時間も勉強して、必死に生きています。
ちょっとくらい、ダメなところがあっても良い!
そう思える余裕ができると、家族に対しても愛おしさや感謝の気持ちがまた思い出されるはず。

ルールにガチガチに縛られるのではなく、ゆとりと余裕を持って生きていきたいな、と改めて感じますし、そう自分に言い聞かせて、このコラムを締めたいと思います。

今日も長文をお読みいただきありがとうございました。

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