おはようございます。
昨日は私達夫婦の8回目の結婚記念日。
そして、今日は夫の54歳の誕生日。
「生まれてきてくれてありがとう」と「私と出逢って、選んでくれてありがとう」を夫に伝え、感謝に溢れる2日間です。

さて、今日のテーマは
結婚生活9年目に突入した、どんなに仲良しな夫婦でも回避できない夫婦げんかの裏側を大公開!
という内容です。
これ、私たちのこと。
私たちは、自他ともに認める仲良しでラブラブな夫婦です。
自分で言うなって…
日本人はこういうことを明け透けに言いたがらない傾向にありますが、私は違います。
大好きなら大好き、と恥ずかしがらずに本人に伝えて、大切な気持ちを行動に示します。
相手が夫じゃなくても、仲間でも誰でも。
ただ、夫婦仲の場合は、それを他人に言う必要もないと思いつつ、何にも気にしないで会話をすると、夫の愚痴大会になったりする風潮が嫌なので、私はあえて仲間とも、こういう場でも、言ってしまいます。
夫が大好きだ、と。
そんな私達でも、やっぱり喧嘩はします。
したくなくても、どうしても回避できない・・・💦
じゃあそれを、どうやって対処しているか、ということをノウハウにすれば、夫婦げんかで悩む人の力になれるのかな、と思い、今日はこのような内容を書いてみたいと思います。
何故、夫婦げんかは回避できないのか
まず初めに、何故夫婦げんかは回避できないのか、というところから解説します。
世の中はどれをとっても同じ夫婦はいませんので、絶対的なものは存在しませんが、統計的に「こうなりがちだから、こう」という法則みたいなものはあります。
夫婦における喧嘩に繋がりがちな法則は
自分の思いと相手の思いがズレる
↓
伝え方が悪い
↓
相手の伝え方にネガティブな感情が芽生える
だいたいがこれです。
つまり、自分と相手の思い、伝え方にズレが生じているから、結果的に喧嘩になるのです。
私の場合は、この法則が分かっているにも関わらず、やっぱりそのズレに対してイラっとして、それをさらに伝えてしまい、喧嘩になります。
大人になりきれていない46歳。まだまだ精進すべし…

ネガティブな感情の取り除き方
では、どうやって、相手の伝え方に対するネガティブな感情をそのままぶつけるのではなく、自分の中で消化できるのか、と言うと
言葉のトゲを抜く
というテクニックを使います。
先ほどの流れで例を出してみると
自分と相手の思いがズレる
「ねぇ、洗い物をお願い!」と妻が夫に言うと、「え~…」と夫は嫌そう
↓
伝え方が悪い
「は?私も忙しいんだから」と妻は言い、夫は「あとでやるわ」とスマホから目を離さない
↓
相手の伝え方にネガティブな感情が芽生える
妻は(私ばっかり家事やってるんですけど)と心の中で思いながらイライラして行動が荒くなり
夫は妻の言い方にカチンときて「俺も仕事で疲れてるんだ」とそっぽ向く
↓
静かな喧嘩の始まりです。
この場合のトゲ抜きは
「ねぇ、洗い物をお願い!」と妻が夫に言うと、「え~…」と夫は嫌そう
↓
「え~って言いたい気持ちも分かる!え~だよね」
というように、オウム返しで相手の言葉を言いながら、それに同調します。
そうすると、「え~…」に込められた嫌な気持ち(トゲ)が抜かれ、2人に共有されます。
次の言葉には、「は?私も忙しいんだから」というネガティブな感情ではなく、例えば「10時までに出かける支度したいから、お願いします」というニュートラルな感情の言葉が言えるはず。
これは心理学のテクニックで、相手の言葉に嫌な感情が乗っかってきた時に、オウム返しをすることによって、瞬間的に生まれたネガティブな感情を抜くことができる、というものです。
すっごく簡単なので、是非やってみてください!!
ちなみに、言葉のトゲという表現は、「相手の言葉が強くて、それを言われると傷ついてしまう」という時に「相手の言葉にトゲがある」と言ったりします。
その場合のトゲと、上記で私が解説しているトゲの抜き方は、方法が異なります。
このコラムで言うトゲは、その場で抜ける瞬間のネガティブな感情の回避の仕方になるので、長期的な心の傷の治め方ではない、ということだけ注釈しておきます。
参考までにこちらをどうぞ。
夫婦の会話のコツ
そもそも、夫婦ってなんでこんなに喧嘩になるの?って思っている方、居ると思います。
私も結婚当初はしょっちゅうぶつかって、夫を責めて、後で自己嫌悪に陥って、反省して謝って、を繰り返していました。
さすがに数年経った時に、自分の顔をよ~く見つめて、喧嘩になる前の自分の顔の怖さにハッとなり、「私の顔の怖さが原因かも!!」と気付きました。
真剣な顔をしていると、よく怖いって言われる私…
その後、会話のテクニックを散々試してみて、見つけたのがコレ↓↓↓
5秒で夫が笑顔になる!誰でもできる、仲良し夫婦に戻れる会話テクニック3選
微笑み × 5文字以上の言葉 × 前向きな質問
このテクニックはほぼ全員に使えると思いますので、読んで実践してみてください!
喧嘩が回避できなかった時の心のおさめ方
色々やってみるけど、どうしても喧嘩が起きてしまう、という時もありますよね。
私も、笑顔で、夫の目を見て、きちんと夫の望みを叶えようと意識しながら会話をしているのに、夫が勝手にイライラしていて、それに対して(なんで私ばっかり努力しなくちゃいけないの!?)と心の中でうっぷんがたまると、いずれドカ~ンと爆発してしまいます。
この時の心のおさめ方は
私ばっかり!を小脇に抱えて走る
です。
妻に多い不満として「私ばっかり!」がかなりの上位に来るというデータをどこかで見ました。
※データ元が見当たらずスミマセン…
確かに、最近の夫婦げんかあるあるでも、仕事をしながら育児も家事も妻の役目、夫は仕事だけで家にいるときはスマホばかり、という話をよく目にします。
ですので、私ばっかり!という気持ちは、「夫はラクをしているように見える」から生まれるネガティブな感情です。
でも、夫はまさか、妻がそんな風に考えているとは、これっぽっちも思っていませんし、むしろ自分だって仕事していて大変なんだ!と考えています。
ですので、「私ばっかり!」というネガティブな感情が生まれた時は、それを認めてあげて、自分の持ち物として小脇に抱え、違うことをやるようにしてみましょう。
そうすると、いつの間にか忘れて、というより同化して、違うことに熱中している自分に気が付くと思いますよ。
満員電車の実験から分かる人間の心理
昔、満員電車の実験があったのをご存知でしょうか。
一両の車両にギューギューに人を詰め込みます。これ以上もう乗れない、という位。
そして、一度降りてもらい、一時間ほどその人たちに、自己紹介や会話をしてもらいます。
そしてまた、先ほどと同じように一両に詰め込もうとすると、先ほどは乗れていた人数の2割以上が乗れなかった。
という結果でした。
これは、知らない人だと足を踏んだり押したりしても気にならないが、一度知った仲だと遠慮や情が生まれて、先ほどと同じように足を踏んだり押したりできなくなる
という、人間関係における心理があらわれた実験です。
つまり、知らない人はどうでも良い、知っている人に気を遣うということを表しています。
人間は、知らないものを嫌悪し、知っているものを好むという習性がある、ということです。
夫婦げんかを減らす究極のテクニック
夫婦が、喧嘩になりにくい関係性を築くには、
知らないことを極力減らす
が究極のテクニックです。
ちなみに、夫婦だからといって何もかも知っている必要はありません。
ですが、知らないことは理解できませんし、共感も皆無です。
ですので、知らないところから喧嘩が起きるのだ、とご認識ください。
例えば
経済的な価値観をどこに置いているか
子どもの成長において何を最も重要視しているか
日常生活で大事にしたいこととラクしたいこと
などを知ること、です。
一つずつ解説していきますね。
経済的な価値観をどこに置いているかを知る
これは、価値観を合わせることが目的なのではなく、相手の価値観を理解することと、自分との違いを知ることが目的です。
さらに「経済的な」と指定しているのは、お金に関する問題が最も生じやすいから、です。
たくさん稼ぐことを最も重要視している夫と、ほどほどで良いから夫にはもっと家にいてほしい妻だと、どうしても衝突してしまいますので、
妻は、夫が何故たくさん稼ぐことを重要視しているのかという理由を知る必要があり、
夫は、妻が何故自分に家にいてほしいのかを知る必要があり、
そこの理由をきちんと伝え合った上で時間の過ごし方を決める、ということが大事です。
子どもの成長において何を最も重要視しているかを知る
これも、育て方を合わせることが目的ではなく、相手が子どもの何を見ているかを知ることが目的です。
将来的に自立してほしいと考える夫は、今から色々な冒険をさせたり、子どもの多少のケガや喧嘩は人生経験として必要だ、と考えている。
それを見て、あなたは子どもを大切にしていない、と罵る妻。
そして、その妻の意見に対し、妻は過保護なんです、と話す夫。
これはだいぶ前に夫婦仲で相談をされたお二人から聞いた実話です。
私からすれば、どちらも子どもを大切にしている、と見えますが、お互いが何を重要視しているかを理解し合えていないから起きているすれ違い。
もったいないですよね。
妻は、夫が何故子どものケガをOKとしているかを知る必要があるし、
夫は、妻の過保護さがきちんと子どもを守っていることを知る必要があると思います。
日常生活で大事にしたいこととラクしたいことを知る
これは、家事や週末の時間の過ごし方についてなど、やっぱり夫婦でよく起こる衝突を回避する策でもあります。
潔癖妻 vs ズボラ夫 や 計画夫 vs 場当たり妻 など、夫婦喧嘩あるあるでもよく目にするネタです。
この違いは大きいので、合わせることは不可能です。
ですが、相手のこだわりや性質を理解してあげることはできます。
ですので、
妻は、ズボラ夫の中にも丁寧に生きている部分を知ることで、夫との共通点を見出す必要があるし、
夫は、妻が何故潔癖になったのかを知り、その部分を刺激しない程度に気を付ける必要があると思います。
というように、前提として
価値観は合わせるのではなく、違いを知る、理解するのが良い夫婦関係の第一歩。
※価値観を合わせる作業は膨大だし、難しいですからね…
今、知らないことを減らし、知っているを積み重ねることが、相手に対する不満や嫌悪を生まない術です。
是非やってみて欲しいと思います。
必ず夫婦げんかになる究極のテクニック
逆に、夫婦げんかをしたいなら、これも究極のテクニックがあります。
それは 相手の欠点を指摘すること です。
これも何回もこのコラムで書いていますが、人間は、長所で尊敬され、短所で愛される生き物 という考え方があります。
愛情や感謝の言葉は言えても、短所(欠点)を見ないようにするという行為は実はすごく難しくて、夫婦や親子になると欠点の指摘し合いが非常に目立つため、イライラやストレスが生まれやすくなります。
それでも家族はずっと一緒に生活をするのだから、ついつい欠点にばかり目がいってしまって、注意をしてしまう。
注意をしても直してくれないから、また注意をする。
そのエンドレスループにハマり、どんどん険悪になってしまう。
分かります!!その気持ち。
でも、もっと大事なことをお伝えすると、短所や欠点はいくら人に指摘をされても、改善しません!
自分で認識し、直そう…と思うまでは。
家族に指摘をされればされるほど、自分で直そうとは思えなくなり、もっと意固地に聞く耳を持たなくなり、悪化するのみ。
ですから、指摘してもムダということなのです。
喧嘩したいなら、欠点を指摘しましょう。
でも、喧嘩したくないなら、欠点は指摘しないように。
是非覚えておいてください。
最後に
最近の私たちの喧嘩は、もっぱら娘のこと。
7歳の娘に対し、「言い方が悪い!」と説教する夫に対して「あなたの言い方も悪い」と私が言い、「愛は黙ってて!俺と娘の話だから」と言われ、ムッとする私。
喧嘩というか言い合いが起きるたびに、上記のテクニックを思い出し、(いかんいかん…)と自分で自分をたしなめる日々でございます💦
夫婦げんかが始まると、娘が率先して踊ったり歌ったりしてその場を和ませようとしてくれるので、さらに反省して、冷静になります。
心を広~く、気持ちに余裕を持って、夫をもっと受け止めていきたい!と思う毎日であります。
ということで、今日もここまでお読みいただきありがとうございました。
武嶋愛
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