おはようございます。
昨夜は福島県での地震がありましたね。
都内も長いこと揺れておりましたが、夜中だったので起きれませんでした。
ここから一週間は揺れが続くとのこと。
なにごともなく過ぎ去りますように…。
さて今日のテーマも、
気になる人ができたら男女の会話はこうしてほしい、という会話のアドバイスです。
昨日の前編に続き、今日は残りの6コを解説します。
というのも、来週、とある企業の管理職向けに、マネジメント研修を開催する予定です。
今のビジネスパーソンの悩みとして
ハラスメントと言われるのが怖くて、部下に強く言えないし、上司の無理難題を断ることも出来ないし、自分が受け身になってしまっている
という声が多いそうです。

この悩みには多くの課題がはらんでいて、一言で「コミュニケーションの問題である」とは片付けられませんが、実際はコミュニケーションで8割がた解決できるものでもあります。
ですので、私はコミュニケーションの指導をしてこようと思っています。
ということで、多くの人が一度は悩む人間関係は、コミュニケーションの方法を変えるだけで解決できる!という法則から、今日も男女の会話のアドバイスをしていきたいと思います。
まずは12コ全部紹介します!
最初に、厳選した12コをご紹介します。
私が婚活中に色々と試した会話の中で、今の結婚生活に絶大な影響を及ぼしたものだけを選んでいます。
ちなみにこれらは全て、相手へ投げかける質問になっています。
1.自分の好きなところと嫌いなところ(自己分析)
2.自分のことをどんな人だと思うか(自己評価)
3.友達にはどんな人だと言われるか(他己評価)
4.どんな時に怒ったりストレスを感じるか
5.どんな時に楽しめたりリラックスしているか
6.人生における優先順位や大切にしたいことは何か(価値観)
7.仕事や働くことにプライドを持っているか
8.目標としている人はいるか、その人はどんな人か
9.どんな未来を夢見ているか
10.結婚相手に求めること
11.どんな家庭を作りたいか
12.子どもは欲しいか
これらを会話の中で質問していき、相手の考えていることを聞きだすことで、相手の価値観や人生観が理解できると、後々答え合わせがしやすい、というものです。
※答え合わせとは、「この人が自分の一生のパートナーになりうるのか?」という問いに対して自問自答することです
よくあるNG会話集
逆に、初めましての相手や、交際するかしないか、という段階において、下記のような会話はよくありがちなのですが、上の12コに比べて相手を知る上では何の意味も持たないので、はっきり言って時間の無駄です。
いくつか挙げておきますね。
お休みの日は何をしていますか?
趣味とかありますか?
デートではどこに行きたいですか?
おススメの映画とかドラマってありますか?
好きな食べ物は何ですか?
周りの人からなんて呼ばれていますか?
などなど・・・
これらの会話は
その場(時間)をつなぐものであり、まだ知らぬ相手の趣味や好きな食べ物を聞いても、こちらの心には何も響かない内容です。
共通点を探る、という目的ではOKですが、沈黙がこわくて、何か聞かなければ…という思いから質問を繰り返していても、2人の間には何も生まれません!!
最初のうちは内容が薄い会話になってしまうのは仕方のないことですが、これを繰り返してしまうと、そもそも婚活自体も楽しめなくなって疲労感満載になってしまいます。
婚活を何のためにしているのか、を忘れずに、少しずつ会話の質を高めていけると良いと思います。
解説します!
ではここからは、一つずつ解説をしていきたいと思います。
7.仕事や働くことにプライドを持っているか
これは、先日のコラムでも「年収や貯蓄額ではなく、働くことが好きで、安心してお金の話が出来る人」を結婚相手として選ぶべきと書きました。
男の甲斐性はどれだけ稼ぐかではなく、働くことが好きか、家族を守れるか、という話です。
ですので、仕事に対するプライドや情熱の有無を確認するための質問です。
この問いに対して、例えば
僕から仕事を取ったら何も残らない!という答えが返ってきたとき、彼は仕事人間ではあるけれど、そこに情熱やプライドがあるのか、それとも仕事しか自己表現する術を知らないのか、という選択肢が生まれます。
情熱を傾けているからこういう答え方になったのであればOKだし、仕事以外での世界を持っていない場合には、その先の可能性をどうとらえるか(自分と交際することで世界が広がるのなら、私的にはOK!とするのか、それとも狭い世界で生きていてつまらなさそう…だからNG、という感じ)で判断しても良いでしょう。
この質問は女性に対しても必要なもので、稼ぐ力を問うのではなく、目の前のタスクに対する熱心さやひたむきさ、ポジティブな表現ができるかなどを確認します。
これは、人生を共にするパートナーに持っていて欲しい素養だからです。
ですので、男女問わずこの質問をして、相手の回答が自分の求めるものになっているかどうか、を必ず確認しておいていただきたいです。
8.目標としている人はいるか、その人はどんな人か
これはどう生きるか、何のために生きていて、何を目標としているかを確認するための質問です。
これを確認する必要性は、このコラムで書いたので是非読んでください。
【人生観】ゲームセンターは人生の縮図だった!?いつも中途半端だと感じる人に足りないモノ
目標がある人とない人とでは、様々なシーンにおいて成果が大きく異なります。
仕事でも、結婚生活でも、趣味でも、なんでも。
そして、成果だけでなく、そこから得る学びも違うので、人間としての魅力にも差が出てきます。
今目の前にいる相手が、どんな人なのかを判断するなら、その人自身が何を見て生きているのかを確認するのが手っ取り早いです。
その確認のために、こういう質問を是非してみてください。
9.どんな未来を夢見ているか
これは8の質問をもう少し広げて、自由に回答してもらいます。
どんな世界観でも、自分が答えやすいものの中から話を広げてもらうと、相手が何を見ている人なのかを確認することができます。
婚活中であれば
結婚して家族を持って、幸せに暮らしていきたい
とか
パートナーと色々な経験をしたい
とか、結婚や交際に関する答えが出るかもしれませんし、
出世して、自分のプロジェクトを立ち上げてみたい
とか
ツーリングで日本一周をしてみたい
料理教室が開催できるくらい料理を極めてみたい
などの仕事や趣味に関する目標かもしれません。
その答えに、「自分は応援してあげられるかな?」と問い、YESと思えるなら良いし、NOなら人生のパートナーにはなりえないかもしれない、と判断できます。
8と同じように、目標があるか、明るい未来を夢見て前向きに行動しているか、などを確認するために、是非この質問をしてみてください。
10.結婚相手に求めること
これは絶対に婚活中ならしておいて欲しい質問です。
そもそも何故婚活をしているのか、その理由も知りたいところですが、ただ漠然と「なんで結婚したいんですか?」という質問だと、
1人がもう飽きたので
親から早く結婚しろって言われてて
周りがみんな結婚しちゃって遊ぶ人が居ないんですよ
というような表面的な理由しか得られず、結婚に何を求めているのかを根底から知ることができません。
ですので、結婚したい理由=結婚相手に何を求めているのか、はほぼイコールなので、はっきりとこの質問をし、相手が何を求めているのかを聞いてみてください。
家に帰ったら安らぎが欲しいので奥さんには家にいて出迎えて欲しい
仕事を辞めたいので専業主婦になれる相手を探している
なれ合いは嫌いだから自分のことは放っておいて欲しい
月に一度はネイルやマツエクに行くことを認めて欲しい
などなど、具体的なところまで掘り下げて聞き出し、相手のニーズを探っていくことで、どんな結婚になりそうかを想像してみましょう。
11.どんな家庭を作りたいか
この質問は、10に加えて、相手が育った家庭環境を確認するために必要です。
【婚活】結婚前に役立った、結婚で幸せになるための12コのアドバイス(後編)
ここにも書きましたが、義両親は相手の価値観や生き方にかなりの影響をしているものなので、相手がどんな家庭で育ったかを聞きたいところ。
でも、それほどまだ距離が縮まっていない相手に対し、義両親の話はしづらいので、そんなときに有効なのがこの質問なのです。
親が仲が悪かったので、穏やかな家庭を作りたいです
親族みんな仲良しなので、私もそういう家庭を作りたいです
など、色々な答えがあると思います。
ただし、親の仲が悪かったからその人も喧嘩をしやすい、という短絡的な憶測はNGです。
親の仲が悪いという表現は、その人のフィルターを通したものであって、親の喧嘩から何を学んでいるかでその人がどういう未来になるかは変わってきます。
ですので、あくまでもその人の頭の中を覗くつもりでこの質問は使い、いざ交際が始まって、本当に結婚しても大丈夫かという最終ジャッジをするときに、義両親の「今」から相手の「未来」を想像して、判断してください。
12.子どもは欲しいか
この質問の有無で、結婚後に揉めた話をよく聞きます。
私の後輩で、学生時代からずっと好きだった、と告白され、「私は子ども欲しくないから、子ども産まなくて良いなら結婚します」と言い、今結婚して10数年、夫とはずっと仲良しの子がいます。
その子は、とても美人で仕事も出来るのですが、この世に悲観的で、「自分の遺伝子をこの世に増やしたくない」とよく言っていました。
この意見の賛否はおいといて、それでも彼女と結婚したいと言ってくれる男性ですから、学生時代からず~っと好きだったのでしょう。
最初に言っておいたから、うまくいくという例です。
これが結婚後だったら、おそらく揉めていたのだろうと思います。
結婚をする=子どもを作る、ではありません。
子どもを作る=妊娠する、でもありません。
子どもが居る=幸せ、でもありません。
つまり、結婚をする=幸せ、ではないということ。
一つ一つの行動が、すぐに結果をうむわけではなく、きちんとした理由や背景があって、行動があって、その中の一つとして結果が出るだけ。
結果が出ないこともある。
中でも、結婚と子どもの因果関係については話し合わずに行動してしまうと、後々になって揉めるケースをよく聞きますので、念のため、というかあらかじめ聞いておくと良いでしょう。
まぁ、最初のお見合いでこの質問はちょっと突っ込みすぎかもしれませんが…。
ということで、後半6コを解説させていただきました。
最後に
いかがでしたでしょうか。
幸せな結婚にはコツがあり、ベストな相手を見極めるには会話の質と量を工夫するということがとっても大事です。
自信がない~という方は武嶋に伴走させてください。お力になれると思います。
ということで今日はこの辺で。
今日も長文をお読みいただき、ありがとうございました。
武嶋 愛
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