おはようございます。
今朝も寒いですね~。
各地で雪の影響が出ているようです。お足元には十分気を付けてくださいね。
さて、先日30年来の友人とご飯を食べていたのですが、この歳になってみると考え方・生き方は大きく二つに分かれるなぁという話になりました。
それが
ラクに考えてラクに生きるか
or
難しく考えて難しく生きるか
の二つです。
その人の特性や癖もあるので、良い悪いのジャッジはできませんが、ラクに考える人からすると「なんでそんなに難しく考えるの??」と理解不能だし、すぐに難しく考える人からすると「そんなに簡単なもんじゃないでしょ!もっと考えなよ!」と言い、両者には大きな隔たりがあります。
そして、46歳ともなると、表情にも違いがあります。
ラクに考えがちな人は、ちょっとゆるい表情をしているし、難しく考えがちな人は、眉間のしわがあったり、奥歯を噛みしめていたり、口角が下がっています。
どの視点で、何を、どう考えるだけで、人間の表情というのは大きな違いが出ますし、それが習慣となると、表情やシワにもクセがついてしまいます。
柳葉敏郎さん演じる「踊る大捜査線」の室井慎次
そこで今日は、いつもラクそうに、楽しそうに生きている人の考え方や生き方と、いつも大変なことが起きていて苦労続きの人の考え方や生き方について、どんな差があるのかを記してみたいと思います。
ちなみに
先人が教えてくれている真理を参考にすべしということを最近よく感じます。
昔、おじいちゃんおばあちゃんがよく言ってくれていたこと、あの当時は(ハイハイ…また言ってる)くらいにしか思っていなかった言葉でしたが、世の中にはたくさんの知恵があり、その多くが、先人の経験をもとにして統計的にこっちの方が良いよ、という道しるべとして言語化されているものです。
自分が親になり、子を想う気持ち。
また、年配者になり、後輩達を想う気持ち。
それを積み上げていくと、改めて
先人たちはなんて素敵な教えをたくさん残していってくれているのか・・・そう思うんです。
だから、私もまだ46歳ですが、これから結婚をしよう、これから第二の幸せな人生を作っていこうという若人向けに、ちょっと先輩として自分の経験とそこからの学びをお伝えしたいと思っています。
このコラムはそんな目的でも書いていますので、より多くの方の目に留まれば良いなぁと願っています。
名曲が教えてくれる大切なこと
本題に入る前に、私が好きな歌で、槇原敬之さんの「僕が一番欲しかったもの」という歌があります。
一時期、よく結婚式のオープニングやエンディングなどで使われていたり、ムービーのBGMでも使う人が多かった歌です。
人生の中でようやく手にできた気付きを歌にしたもので、それが具体的に何なのかは言及していないけど、聴いている人の自由な解釈を肯定していて、好きになりました。
そして、それが何なのか、は今になってようやくわかった気がします。
与えてみたら、人が幸せそうに笑っていて、その時にようやく自分が欲しかったものに気付いた♪
そんな歌詞です。
与えてみたら、気付きがある?
さて、どういうことなのか・・・
ラクに考え、ラクに生きている人がいつもやっていること
考えてみると、人間の欲求って、何歳になってもキリなくたくさん出てきますよね。
10代、20代の頃は、やっぱりキラキラな恋愛、結婚を夢見て、かっこいい人と付き合いたいとか、異性からチヤホヤされたいという願望があったし、
30代になると、時間と引き換えに会社内でポジションアップして、それでもなんとなく虚無感を抱き、自由な時間が欲しいとか、お金が欲しいとか…
40代になって、親や人生の先輩たちがどんどん年老いていく姿を見ると、やっぱり健康が一番だなと気付いたり。
内容は変われど、願望や欲望は行きつく先を知らず、常に湧きあがり、人を支配するものです。
そして、その支配により人は自分を見失ったり、相手を傷つけ、欲求=自尊心による戦いが人間関係のストレスになっているので、欲求と人間関係は切っても切り離せない関係にあります。
そんな中で、いつもラクに考え、いつも楽しそうに生きていて、それなのに自分の欲求を叶えている人は何をしているのか。
それは ギブアンドテイク です。
つまり、与えることがもらうことだということを知っていて、先に与えているから結果的にもらえ続けているのです。
ちょっと私の話をすると、
独身の頃は、行きたいところに自由に行けたし、やりたいことが自由にやれました。
仕事をしていて、仲間もいて、時間もある程度自分で自由にマネジメントができて、お金も自由に使えていた。
自由だったから、若いうちからやりたいことはたくさんできていたんだと思います。
でも、なんだか物足りなくて、いつも「もっと幸せになりたい」と思っていたし、「もっと評価されたい」とか「もっとお金持ちになりたい」と思って、生きていました。
ある程度色々と自由にできていたのに、物足りなさも常にセットで持ってたんですよね。
その後、突如、好きな人ができて、その相手と結婚をし、娘が生まれました。
そしたら途端に、時間もお金も、自分だけのものではなくなって、自由さは無いように思える生活が始まって。
でも、それと同時に、ずっと抱えていた物足りなさみたいなネガティブな感情が出てこなくなり、「不自由なのに大満足」みたいな、一見矛盾する感情に変わっていきました。
自由だけど物足りない感じ
vs
不自由なのに大満足
という、相反する感情を自分なりに解釈しようとする日々が続き、ようやくわかったことがあります。
人は、自分だけのために頑張るには限界がありますが、誰かのためには無限にパワーを発揮できるものなので、愛情を持てる相手がいると、頑張るモチベーションになります。
私は、やっぱり娘のためには無限にパワーが湧いてきますし、夫に対しても同様の愛情を持ち続けているので、無限のパワーを作り出すことができます。
そして、すべては循環をしています。
空気や血の流れは目に見えて分かるけど、愛情もお金も循環をしているし、健康だって自分の行動が自分に戻ってくるという意味で循環します。
自分のものにするには、流す必要があり、流れを作って最終的に自分の元に帰ってくるようにすれば良いのです。
話を戻すと、1人暮らしの時は、一見自由に見える理想のライフスタイルに思えていたけど、自分で自分を癒すしかないから、パワーを溜めて、溜めたパワーを自分で消耗し、また溜めて、消耗し、の繰り返しで、疲れていたんですよね。
だからよく病院のお世話になっていました。不健康だったぁ💦
でも今は、愛情を捧げる相手が身近に2人もいて、その2人に対しては無限のパワーが湧いてくるので、消耗することがなく、疲れることが無いのです。
愛情を与える相手がいると、愛情をもらい続けることができるということ。循環しています!!
しかも、「不自由」と書きながらも、今は時間もお金も自由に使えるタイミングもあるので、不自由さは感じていません。
(子どもが小学生になったのもあり、自分時間が作れています)
生き生きとした人生を過ごせている今、与えることがもらうこと だと心底感じ、与えることを喜びにしています。
ちなみにこれは家族円満、夫婦円満の鉄則ルールでもあります。
夫から愛されたいなら自分から愛する、夫から褒めてもらいたいなら自分から褒める、という感じ。
ギブをする(与える)と必ずテイク(もらう)があるということです。
お金が欲しいなら、生きたお金の使い方を心がけ、お金に働いてもらう。
人と良好な関係を構築したいなら、人を認め、受け容れ、積極的に動く。
端正な容姿に憧れるなら、端正な中身になるよう行動し、人格を磨く。
自由な時間が欲しいなら、人を自由にさせ、自由な関係を楽しむ。(←子育てではこれが一番!!)
というように、自分から動き、ギブすることで、必ず最終的に自分がテイクします。
ラク~に生きている人は、先出し後もらいなので、身軽なんです。
そして、執着も少ない。
それが秘訣です。
気苦労が絶えず、生きづらそうにしている人がいつもやっていること
逆に、いつもなんか大変そうな人は
人の評価を気にして行動しがち です。
小さい頃、親によく言われていませんでしたか??
うちはうち、よそはよそ!!って。
これです。
〇〇君がゲーム買ってもらったから僕も欲しい!
◇◇ちゃんの家では週に一度レストランでご飯食べてるんだって~
こんなことを言うたびに、うちはうち!!よそはよそです!!って言われて、スネて泣いたりへそ曲げたり、という子どもの姿はおそらく皆想像ができるでしょう。
でも、大人になってもこれをやっている人が多いのが現実です。
ゲームが欲しい、外食したい、これくらいの欲求であればまだ良いですが、
〇○君と比べると自分は何も持っていない
◇◇さんは綺麗だし仕事もできて恋愛もしているのに、私はいつも報われない
など、自分が持つものに着目せず、自分軸ではなく他人軸で生きている人は、「自分ばっかり損してる」といった口癖や思考癖があって、いつも大変そうにしています。
人からの評価を気にする、と書いたのは、自分が他人と比較しているその視点が、実は自分の評価ではなく他人の評価だからです。
つまり、自分のフィルターではなく他人のフィルターを通して外を見るので、人のことばかり気になってしまうということです。
私も30代まではバリバリに肩意地張って、仕事していた時期がありました。
自分自身は仕事にやりがいを持ち、楽しく働いているつもり。強みも発揮できて、頑張れていた。でも、自分が楽しんでいる気持ち以上に、人から言われる指摘で仕事を嫌いになりそうな瞬間もたくさんあり、ブレていたと思います。
自分が楽しめていて、仲間も楽しんでくれていたら、そういう環境に身を置けることはラッキーだったはずなのに、人の評価を気にする自分もいて、苦しくなる経験をしています。
誰にも迷惑をかけていないなら、という限定付きですが
自分が良ければそれでイイじゃない!
人のことなんて気にしない!
と考えることができたら、おそらくもっとラクに、楽しく生きられるんだと思います。
決定的な違い
最後に、ギブアンドテイクを楽しみつつ、自分軸でモノを見るためには
焦らない ということがとても大事になってきます。
木の年輪は、一年に一層ずつできていって、何十年、何百年もかけて太い幹が出来上がります。
そうやってゆっくり育った木の方が盤石で、ちょっとやそっとの天災では倒れません。
人間も同じで、ゆっくりじっくりやればやるほど、色々なことが実りやすい。
逆に急いですぐに築いたものほど、壊れやすくて脆い。
ギブして、いつテイク出来るかは分からないので、焦らず待つ。いや、待たずに、他のことに集中していると、いつの間にかテイクしていることに気が付く。
自分軸でモノを見て、誰かと比べたり、誰かの意見に惑わされることなく、自分の人生なのだから自分で責任を持つ。
ゆっくりじっくり、急がずに、自分の人生を形成していくことが大事なことだと思います。
スピード感や「早め早めの行動」も時として必要なことではありますが、やっぱりストレスをためずにある程度自分のペースで生きられる方が、心にも身体にも健全だと思います。
まとめ
ラク~に考えたり生きている人はギブアンドテイクを徹底し、循環させている!
いつも気苦労に見舞われて大変そうにしている人は、自分軸ではなく他人軸でモノを見て、自分の判断や決断で行動できていない!
大事なことは、ゆっくりじっくり生きて、焦らず、盤石な人生を築くこと!
これを読んでくださっている人は、結婚をしたい、夫婦仲を良くしたい、と考えている人が多いかと思いますが、結婚や夫婦仲についてもまさにこれが当てはまります。
パートナーと仲良くする方法も、親子の良好な関係を築くのも、ギブアンドテイクが必須。
結婚が遅いからといって焦らず、自分の人生は自分で形成する覚悟で、最適なタイミングで婚活をする。
人からどう見られているかよりも、自分が自分をどう評価できるかで決める。
そうやって考えていくと、もっと気楽に、楽しく生きることができると思います。
困ったことがあったら是非私にご相談くださいませ。
今日も長文をお読みいただきありがとうございました!!
主宰 武嶋愛
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