おはようございます。
あっという間に金曜日!一週間が早いですね…
今日は、学校帰りの娘と一緒に、前々から楽しみにしていた文具女子博2025に行く予定です。
文房具売り場なら一日中見てられるほど大好きなので、今からとっても楽しみです★

さて、昨日、結婚15周年を迎えた親友から、
「夫婦問題の相談に乗って!」と連絡がありました。
どうやら、前日の夜に旦那さんと大きな喧嘩をしてしまったそう。
朝になってお互い気分は戻っているものの、また同じことを繰り返さないよう、どうやったら旦那さんに自分の言い分を分かってもらえるのか、という相談でした。
夫婦げんかは犬も食わないと言いますので、基本的には仲裁はしないようにしていますが、放置ができるほど薄情でもないので、客観的に、そして理論的に、何故今回の喧嘩が起きて、どうやって解決すれば良いかを伝えました。
ところで、「うちは喧嘩するほど仲が良い夫婦だから大丈夫」という人もいます。
私はこの言葉を聞くたびに、
喧嘩することを正当化しているんじゃ!?
出来れば喧嘩せずに、仲良く過ごしたいってのが本音じゃないの??
なんて思ってしまいます。
ま、本人が良ければそれで良いのですが、客観的に考えたら、夫婦喧嘩が日常的に起こる前に回避策を知っておけばもっと平和なんじゃないのかしら、と思います。
ということで、今日のテーマは
「喧嘩するほど仲が良い」夫婦は本当に存在するのか?
夫婦喧嘩のメカニズムと対処法を知れば、無用な衝突を避けられる!!
でいきたいと思います。
すでに結婚をしている人も、またこれから結婚をする人も、これを知って、できれば喧嘩せずに平穏に日々を過ごしていただければ嬉しいです。
何故、夫婦げんかは回避できないのか
まず初めに、何故夫婦げんかは回避できないのか、というところから解説します。
世の中はどれをとっても同じ夫婦はいませんので、絶対的なものは存在しませんが、統計的に「こうなりがちだから、こう」という法則みたいなものはあります。
夫婦における喧嘩に繋がりがちな法則は
自分の思いと相手の思いがズレる
↓
伝え方が悪い
↓
相手の伝え方にネガティブな感情が芽生える
だいたいがこれです。
つまり、自分と相手の思い、伝え方にズレが生じているから、結果的に喧嘩になるのです。
喧嘩の根底は大体が ズレ である、と認識しておきましょう。

ネガティブな感情の取り除き方
では、どうやって、相手の伝え方に対するネガティブな感情をそのままぶつけるのではなく、自分の中で消化できるのか、と言うと
言葉のトゲを抜く
というテクニックを使います。
先ほどの流れで例を出してみると
自分と相手の思いがズレる
「ねぇ、洗い物をお願い!」と妻が夫に言うと、「え~…」と夫は嫌そう
↓
伝え方が悪い
「は?私も忙しいんだから」と妻は言い、夫は「あとでやるわ」とスマホから目を離さない
↓
相手の伝え方にネガティブな感情が芽生える
妻は(私ばっかり家事やってるんですけど)と心の中で思いながらイライラして行動が荒くなり
夫は妻の言い方にカチンときて「俺も仕事で疲れてるんだ」とそっぽ向く
↓
静かな喧嘩の始まりです。
この場合のトゲ抜きは
「ねぇ、洗い物をお願い!」と妻が夫に言うと、「え~…」と夫は嫌そう
↓
「え~って言いたい気持ちも分かる!え~だよね」
というように、オウム返しで相手の言葉を言いながら、それに同調します。
そうすると、「え~…」に込められた嫌な気持ち(トゲ)が抜かれ、2人に共有されます。
次の言葉には、「は?私も忙しいんだから」というネガティブな感情ではなく、例えば「10時までに出かける支度したいから、お願いします」というニュートラルな感情の言葉が言えるはず。
これは心理学のテクニックで、相手の言葉に嫌な感情が乗っかってきた時に、オウム返しをすることによって、瞬間的に生まれたネガティブな感情を抜くことができるというものです。
すっごく簡単なので、是非やってみてください!!
ちなみに、言葉のトゲという表現は、「相手の言葉が強くて、それを言われると傷ついてしまう」という時に「相手の言葉にトゲがある」と言ったりします。
その場合のトゲと、上記で私が解説しているトゲの抜き方は、方法が異なります。
このコラムで言うトゲは、その場で抜ける瞬間のネガティブな感情の回避の仕方になるので、長期的な心の傷の治め方ではない、ということだけ注釈しておきます。
参考までにこちらをどうぞ。
夫婦の会話のコツ
そもそも、夫婦ってなんでこんなに喧嘩になるの?って思っている方、居ると思います。
私も結婚当初はしょっちゅうぶつかって、夫を責めて、後で自己嫌悪に陥って、反省して謝って、を繰り返していました。
さすがに数年経った時に、自分の顔をよ~く見つめて、喧嘩になる前の自分の顔の怖さにハッとなり、「私の顔の怖さが原因かも!!」と気付きました。
真剣な顔をしていると、よく怖いって言われる私…
その後、会話のテクニックを散々試してみて、見つけたのがコレ↓↓↓
5秒で夫が笑顔になる!誰でもできる、仲良し夫婦に戻れる会話テクニック3選
微笑み × 5文字以上の言葉 × 前向きな質問
このテクニックはほぼ全員に使えると思いますので、読んで実践してみてください!
喧嘩が回避できなかった時の心のおさめ方
色々やってみるけど、どうしても喧嘩が起きてしまう、という時もありますよね。
私も、笑顔で、夫の目を見て、きちんと夫の望みを叶えようと意識しながら会話をしているのに、夫が勝手にイライラしていて、それに対して(なんで私ばっかり努力しなくちゃいけないの!?)と心の中でうっぷんがたまると、いずれドカ~ンと爆発してしまいます。
この時の心のおさめ方は
私ばっかり!を小脇に抱えて走る
です。
妻に多い不満として「私ばっかり!」がかなりの上位に来るというデータをどこかで見ました。
確かに、最近の夫婦げんかあるあるでも、仕事をしながら育児も家事も妻の役目、夫は仕事だけで家にいるときはスマホばかり、という話をよく目にします。
ですので、私ばっかり!という気持ちは、「夫はラクをしているように見える」から生まれるネガティブな感情です。
でも、夫はまさか、妻がそんな風に考えているとは、これっぽっちも思っていませんし、むしろ自分だって仕事していて大変なんだ!と考えています。
ですので、「私ばっかり!」というネガティブな感情が生まれた時は、それを認めてあげて、自分の持ち物として小脇に抱え、違うことをやるようにしてみましょう。
そうすると、いつの間にか忘れて、というより同化して、違うことに熱中している自分に気が付くと思いますよ。
満員電車の実験から分かる人間の心理
昔、満員電車の実験があったのをご存知でしょうか。
一両の車両にギューギューに人を詰め込みます。これ以上もう乗れない、という位。
そして、一度降りてもらい、一時間ほどその人たちに、自己紹介や会話をしてもらいます。
そしてまた、先ほどと同じように一両に詰め込もうとすると、先ほどは乗れていた人数の2割以上が乗れなかった。
という結果でした。
これは、知らない人だと足を踏んだり押したりしても気にならないが、一度知った仲だと遠慮や情が生まれて、先ほどと同じように足を踏んだり押したりできなくなる
という、人間関係における心理があらわれた実験です。
つまり、知らない人はどうでも良い、知っている人に気を遣うということを表しています。
人間は、知らないものを嫌悪し、知っているものを好むという習性がある、ということです。
夫婦げんかを減らす究極のテクニック
夫婦が、喧嘩になりにくい関係性を築くには、
知らないことを極力減らす
が究極のテクニックです。
ちなみに、夫婦だからといって何もかも知っている必要はありません。
ですが、知らないことは理解できませんし、共感も皆無です。
ですので、知らないところから喧嘩が起きるのだ、とご認識ください。
例えば
経済的な価値観をどこに置いているか
子どもの成長において何を最も重要視しているか
日常生活で大事にしたいこととラクしたいこと
などを知ること、です。
一つずつ解説していきますね。
経済的な価値観をどこに置いているかを知る
これは、価値観を合わせることが目的なのではなく、相手の価値観を理解することと、自分との違いを知ることが目的です。
さらに「経済的な」と指定しているのは、お金に関する問題が最も生じやすいから、です。
たくさん稼ぐことを最も重要視している夫と、ほどほどで良いから夫にはもっと家にいてほしい妻だと、どうしても衝突してしまいますので、
妻は、夫が何故たくさん稼ぐことを重要視しているのかという理由を知る必要があり、
夫は、妻が何故自分に家にいてほしいのかを知る必要があり、
そこの理由をきちんと伝え合った上で時間の過ごし方を決める、ということが大事です。
子どもの成長において何を最も重要視しているかを知る
これも、育て方を合わせることが目的ではなく、相手が子どもの何を見ているかを知ることが目的です。
将来的に自立してほしいと考える夫は、今から色々な冒険をさせたり、子どもの多少のケガや喧嘩は人生経験として必要だ、と考えている。
それを見て、あなたは子どもを大切にしていない、と罵る妻。
そして、その妻の意見に対し、妻は過保護なんです、と話す夫。
これはだいぶ前に夫婦仲で相談をされたお二人から聞いた実話です。
私からすれば、どちらも子どもを大切にしている、と見えますが、お互いが何を重要視しているかを理解し合えていないから起きているすれ違い。
もったいないですよね。
妻は、夫が何故子どものケガをOKとしているかを知る必要があるし、
夫は、妻の過保護さがきちんと子どもを守っていることを知る必要があると思います。
日常生活で大事にしたいこととラクしたいことを知る
これは、家事や週末の時間の過ごし方についてなど、やっぱり夫婦でよく起こる衝突を回避する策でもあります。
潔癖妻 vs ズボラ夫 や 計画夫 vs 場当たり妻 など、夫婦喧嘩あるあるでもよく目にするネタです。
この違いは大きいので、合わせることは不可能です。
ですが、相手のこだわりや性質を理解してあげることはできます。
ですので、
妻は、ズボラ夫の中にも丁寧に生きている部分を知ることで、夫との共通点を見出す必要があるし、
夫は、妻が何故潔癖になったのかを知り、その部分を刺激しない程度に気を付ける必要があると思います。
というように、前提として
価値観は合わせるのではなく、違いを知る、理解するのが良い夫婦関係の第一歩。
※価値観を合わせる作業は膨大だし、難しいですからね…
今、知らないことを減らし、知っているを積み重ねることが、相手に対する不満や嫌悪を生まない術です。
是非やってみて欲しいと思います。
必ず夫婦げんかになる究極のテクニック
逆に、夫婦げんかをしたいなら、これも究極のテクニックがあります。
それは 相手の欠点を指摘すること です。
これも何回もこのコラムで書いていますが、人間は、長所で尊敬され、短所で愛される生き物 という考え方があります。
愛情や感謝の言葉は言えても、短所(欠点)を見ないようにするという行為は実はすごく難しくて、夫婦や親子になると欠点の指摘し合いが非常に目立つため、イライラやストレスが生まれやすくなります。
それでも家族はずっと一緒に生活をするのだから、ついつい欠点にばかり目がいってしまって、注意をしてしまう。
注意をしても直してくれないから、また注意をする。
そのエンドレスループにハマり、どんどん険悪になってしまう。
でも、短所や欠点はいくら人に指摘をされても、改善しません!
自分で認識し、直そう…と思うまでは。
家族に指摘をされればされるほど、自分で直そうとは思えなくなり、もっと意固地に聞く耳を持たなくなり、悪化するのみ。
ですから、指摘してもムダということなのです。
喧嘩したいなら、欠点を指摘しましょう。
でも、喧嘩したくないなら、欠点は指摘しないように。
是非覚えておいてください。
最後に
喧嘩をしがちな人がよく言う言葉で
「自分はこういう性格だから、今更直せない」というのがあります。
自分がつい他人にキツイ一言を言ってしまうのは、持って生まれた性格だから、ということでしょう。
でもその一言がきっかけで喧嘩を起こし、その一言の内容は実は他人の性格を指摘するものだったりして、実に矛盾しています…
(自分の性格はこうだと押し付けているのに、他人には指摘をして直させようとする行為)
結局、性格に+αで、習慣(指摘グセ・言い方)が喧嘩を生じさせてしまっています。
ですから、自分はこうだから!と決めつけるのではなくて、夫婦の関係性や環境を見直したり、習慣をやめてみる、という努力が必要なのです。
戦争は、対岸の火事ではなく、自分ごとですよ!!
ニュースを見て、ロシアやイスラエルを一方的に悪とみなすのではなく、まずは自分の行いから改善して、家庭の戦争をなくしていきましょう。
皆さんの生活が平和になりますように♡
ということで、今日もここまでお読みいただきありがとうございました!!
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