おはようございます。
昨日は、「摩文仁」という映画を観に行きました。

戦後80年を迎える沖縄の現在をとらえたドキュメンタリー映画です。
この映画を作られた新田監督と知り合いなので、どんな想いでこの映画が作られたのかは聞いていましたが、実際に観てみると、戦争がテーマであり、簡単には感想を述べられないのが本音です。
でも一つだけ言えるとしたら、もう戦争は絶対に起こしてはいけないということ。
今もなお、世界のあちこちで戦争は起きていますが、大小含め争いのない世の中になって欲しいと切に願います。
さて先日、ママ友大人数でご飯を食べていた時の話です。
家のこと、週末のこと、日々の相談や悩み事、色々と妻から夫に話しかけているのに、夫は何も聞いていないし、覚えていない!
仕事は普通にしているようだし、友人もいる。
それなのになぜ夫は妻の話だけ聞いていないの!?
という話題で盛り上がりました。
多くのママが「うちも!うちも!」と賛同をしていて、息子がいるママなんて「夫もそうだけど息子も全く私の話を聞いていない」と言い出し、その場の結論として
男は女の話を聞けない生き物なのか!?
とまで飛躍しました。笑
色々なタイプの夫婦がありますが、ほとんどの妻がこの話に同意をしていました。
そして、普段から夫婦仲良しで知られている私達ですが、この意見には私も同意します。
確かに、どんなに私が色々話しても、夫はそのうちの1~2割しか覚えていませんし、何度言っても「え?そうだっけ?」となります。
夫のことは大好きですが、これをやられると「・・・」となり、一旦冷静になりつつ、悲しい瞬間もあります。
ですので、仲が良いとか悪いとか関係なく、この現象は見られるようです。
ということで今日のテーマ、
コロナウイルスやインフルエンザよりも脅威!?
「妻の声だけ聞こえない夫」ウイルスが増殖しているって本当?
について今日は考えてみたいと思います。
※武嶋愛調べなので、該当しないという方はスルーしてくださいね。
妻の声だけ聞こえない夫に起きている事
まず前提として、男性陣をバカにするつもりは毛頭なく、また直して欲しいという心の叫びでもありません。
現に我が家でもこの現象はしょっちゅうですが、これについて私から夫を責めることはありません。
ただ、何が起きているのか、そしてどう対処すればよいかを女性(妻)が理解しておくことで、無用な喧嘩(家庭内の戦争)を避けることができるので、それをお伝えする役目を私が負っているだけ、ということをご理解いただきたいです。
そして、妻は、夫を変えようとしてはいけません。
これをやると途端にまた衝突が増えることになりますので、状況の把握と理解のみにとどめておきましょう。
さて、「妻の声だけ聞こえない夫」ウイルスの原因ですが、シンプルに考えてみれば3つしかないと思います。
①聞きたくない
②聞けない
③聞く必要がないと思っている
これは「Will・Can・Must」というフレームワークの考え方で、人間は「やりたいこと、できること、やるべきことで考えてみると、自分に適切な方向性が見えてくる」というものがあります。

これに則ってみると、この驚異的なウイルスの原因は、夫が妻の声は「聞きたくない、または聞くことができない、または聞く必要がないと考えている」のいずれかだ、ということです。
夫によってはこの3つどれも当てはまっている人もいれば、人によっては1つのみ、という場合もあるでしょう。
でも概ね、このいずれかには当てはまっているのではないでしょうか。
ではここからは解説と対策をお伝えしていきます。
①妻の声だけ聞きたくない夫 解説と対策
妻の声や言葉に
ぶっきらぼう 不機嫌 敵意むき出し
など負の感情が込められていると感じた時、夫は妻の声を聞きたくない!となります。
最近の夫婦の会話をちょっと思い出してみましょう。
無表情になっていませんか?
短い言葉でぶっきらぼうに言葉を投げつけていませんか?
言い切りや言いっぱなしで、乱暴な言い方になっていませんか?
無表情 × 4文字以下の相づち × 言い切り(投げつけ)
を続けることで、夫は妻の声だけ聞きたくない!となります。
夫が妻の声も聞きたくなるのは
微笑み × 5文字以上の言葉 × 前向きな質問
が必要です。
〇微笑み
夫の顔が見えたら、少しだけ口角をあげて、目を合わせます。
〇5文字以上の言葉
おかえりなさい。
待ってたよ。
ご飯できてるよ。
遅かったね、心配したよ。
〇前向きな質問
お風呂入っちゃう?
明日の予定教えてくれる?
今日は何か変わったことあった?
最近どんなこと考えてるの?
×無表情
夫の顔が見えても、表情を変えない。または目を見ない。
×4文字以下の相づち
ふぅん。
へぇ。
あっそ。
知らない。
だから?
あのさぁ。
×言い切り(投げつけ)
だから言ったじゃん!
勝手にすれば?
いつになったらやるの…
無意識に、また無努力に会話をすると、×のほうに寄ってきてしまうのが夫婦です。
意識的に、〇のコミュニケーションを心がけるだけで、夫は妻の声を聞くようになりますので、是非やってみてくださいね。
②妻の声だけ聞けない夫 解説と対策
妻の声や言葉に
目的や結論があいまい 何を求められているか分からない タイミングや手段が合わない
など夫の求めるものと妻の求めるものが合わない時、夫は妻の声を聞けない!となります。
こういう場合は、夫の欲しい言葉を妻が発せていないケースが多いです。
夫自身が、妻の言葉で、自分に何を求められているかが分からないから、その後の反応ができないのです。
ですので、
いつもの話し方ではなく、夫がどういう情報を欲しがっているのかをきちんと理解して、一言目を投げかけてみましょう。
以下、6タイプ別に分けてみます。
①事実やデータを論理的に考えるタイプ
目の前に起きている事実や、積み上げてきた実績、など定量的な数値を論理的に考え、重視する人は、曖昧を嫌い、感覚よりも理屈を好みます。
どんな感情でいるかを表現することが苦手です。
こういうタイプには、
・事実を伝える
・実績や成果を褒める
・論理的で建設的な話し合いをする
・感情はフラットに話す
ことがおススメです。
②自分の主義や価値観、大義を重んじるタイプ
事実よりも自分の主義・主張に素直に行動をし、「~あるべき」という自分なりの大義名分が行動の根底にある人は、成果よりも過程やその姿勢を評価されることを好みます。
時には情熱的に、時には冷静に、喜怒哀楽を使い分け、自分の主義主張を表現します。
こういうタイプには、
・姿勢や生き方を認める
・尊敬している箇所を褒める
・時には熱く、時には冷静に話す
・相手の主張を最後まで聴く
ことがおススメです。
③人の考えや心情に寄り添うタイプ
事実や自分の信条よりも、周りの人の考えや心情を重んじることができ、人の喜ぶ顔や感謝の言葉が最高のエネルギーになる人は、無条件で存在価値を評価されることを好みます。
物腰が柔らかく、懇切丁寧なやり取りを好みます。
こういうタイプには、
・居てくれるだけで感謝する
・努力を褒める
・優しい口調で穏やかに話し合いをする
・こまめに感謝の言葉(ありがとう、~のおかげで)を伝える
ことがおススメです。
④自分の頭の中や心の中に独特の世界観を拡げるタイプ
口数が少なく、会話の中に間があり、物静かではあるけれど、いつも何かを考えていたり、自分の中に独特な世界を持つ人は、パーソナルスペースを広く持ち、一人時間を持つことを好みます。
何を考えているか、他人から見ても分かりません。
こういうタイプには、
・定期的に一人の時間を持たせてあげる
・相手の引き出しの多さに興味を寄せる
・話をしてくるまで待ち、強制をしない
・家族といえど距離感は保つ
ことがおススメです。
⑤面白さやワクワクを重視するタイプ
事実や価値観よりも、「面白いかどうか」や「ワクワクできるか」が何かを決める際は重要で、いつも楽しいことを探したい人は、自由な発想を尊重され、縛られない生き方を好みます。
よく身体が動いていたり、自分なりのおしゃれを楽しみます。
こういうタイプには、
・楽しいこと、ワクワクする時間を作る
・一緒に楽しむ
・真剣な話し合いより、和気藹々な空気感を作る
・自由を制限しない
ことがおススメです。
⑥行動あるのみ!道を切り開き、背中で自分を語るタイプ
考えているうちにすぐに行動し、何に対しても果敢に挑戦したり、常に目標や夢を持って行動し続ける人は、理屈や長い説明を嫌い、効率的で能動的な行動を好みます。
常に刺激的なことを探し、主体的に意欲的に動いています。
こういうタイプには、
・夢や目標を共有する
・健康第一、行動できる土台作り
・自由闊達で積極的な会話をひろげる
・結論から伝え、簡潔に話す
ことがおススメです。
タイプに分けてみると、これとこれ、どっちだろ?と迷うことがありますが、その場合はどちらのタイプも試してみてください。
人間をタイプ分けする場合、完全に1つだけということは無く、どの要素も少しずつ入っていると考える方が健全です。
(色々な影響を受けて、一人の人間が出来上がっているからです)
どちらにせよ、夫が欲しい言葉をかけることで、妻の言葉も聞けるようになりますよ。
③妻の声だけ聞く必要がないと思っている夫 解説と対策
妻の声や言葉に
また聞けばいいや 優先順位が低い 聞かなくても大丈夫でしょ
など妻任せ、自分の出番じゃないと軽んじている時、夫は妻の声を聞く必要がない!となります。
ちなみにうちの夫はこのタイプで、夫が聞いていなくても私を全面的に信用しているからなのか、またはまた聞けばいいやと思っている様子。
この場合は、夫の出番のものだけを伝え、夫にとって優先順位の低い事項については聞いていなくても許す、が適切なあり方かなぁと思います。
というのも、男性は、日常では察せない&共感できない生き物で、家のことは基本妻任せ。危険な時にしか察したり共感したり行動するセンサーが発動しません。
ですので、自分なりの家族の守り方があるので、それ以外は自分の出番ではないのです。
だから、夫の出番をあえて作ったり、夫の相対価値を高めることでしか、夫に声を届ける方法は無いのです。
この③については個人差もありますので、もっと詳しく聞きたい!という方がいましたら、是非武嶋までご連絡くださいね。
最後に
妻だけが何故努力をしなければならないのか…という声もありますが、気付いた方がやれば良いだけ。
改善したいのであれば、改善できる方がやれば良いだけです。
そのまま放置した先には、不仲や離婚ですから、今のうちにやってみることをおススメします。
そして、夫婦リスキリングの伴走も私達の専門です。
是非以下のリンクからご連絡くださいね。

これを読んでくださっている、お悩みを抱えた人が、少しでも夫婦仲が改善できることを祈っています。
ということで、今日も長文をお読みいただき、ありがとうございました。
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