子どもって産まないといけないの?そう問われたとき、結婚生活相談所はなんと答えるのか?

おはようございます。
昨日、テレビでこんな特集をやっていました。
こども政策担当相 三原じゅん子氏へインタビュー 約7.3兆円に上る、こども家庭庁の2025年度予算について

約7.3兆円のこども家庭庁の予算の使い道は、児童手当、育児休業手当、保育園、放課後クラブ、そこの運営費、貧困(支援)など。
ただ、それだけの予算を取っているのに、「子どもが増えていないじゃないか」とか、「母たちのサポートが手薄い!」など、世間の厳しい声は相変わらず多いとのこと。

これを見ていて、私は思いました。

子どもって、何のために産むんだろ。
そして、子どもって、産まないといけないの??

と。

少し前に、キャリアを極めている友人(女性)と食事をした際、こういう話になりました。
結果的に私は子どもを持たない選択をしたけど、税金は払っているし、病院も行かないで健康だし、夫とも義家族とも自分の両親とも仲が良いし、誰にも迷惑をかけていないと思うの。
でも、いまだにこの年齢(47歳)になっても、「子ども産まないの?」って聞かれるの。
なんで、女性は子ども産むのが当たり前になってんだろ

と。

そこで、改めて今日は、結婚や夫婦生活を語り続ける私の目線で
子どもって、産まないといけないの?
をテーマに書いてみたいと思います。

子どもって、産まないといけないの?

友人は、誰もが知る大手企業で、総合職として働いています。
若くに結婚をし、今年で20周年、ずっと夫婦仲良く暮らしています。
夫婦共に東京出身で、両親も健在なので、休みの日は実家を行き来したりして、親族皆仲が良く、4人の親を旅行に連れて行ったり、たまに食事に行ったりと、とても親孝行です。
でも、持病があって、子どもを持つことは危険、と医師から言われたこともあり、2人で話し合って、子どもは持たないという選択をとりました。
もちろん、両方の両親も理解してくれています。

それなのに、いまだに肩身の狭い思いをすることがあるそうです。

それが、結婚をしているのに、子どもが居ないから とのこと。
まるで、子どもが居る夫婦が完璧で、子どもが居ない夫婦は不完全だと言われることがたまにあるようです。

こども家庭庁の存在も、元々は「子どもが居る家庭のサポート」の為に立ち上がった組織だと思います。
それが今や、予算を使うこと=出生率の上昇という暗黙の圧力があり、お金をかけて子どもを産もう!みたいなキャンペーンのような動きになっています。

この考え方、ちょっとおかしいなぁと思います。
子どもの有無は、誰かに決められるものでもなければ、ましてや夫婦のカタチやあり方が「子どもの存在」で決まるって…💦

子どもって、何のために産んでいるんだろ…?
そう感じてしまいました。

好きな人ができて、愛し合った結果、好きな人の子どもを授かった。
これの繰り返しが、子どもを持つことの目的であり、意味なんだと考える私は、脳内お花畑ちゃんなのかなぁ。

子どもを産みたくなる環境や関係構築を同時に整備して、男女がもっと積極的に楽しんで子どもを育てる国にする取り組みも大事だよなぁ。
と少し冷静になりながら、友人の顔を見ました。

すると、
愛し合っていても、子どもが居ない私達だけど、これで良いんだよね?
と聞かれたので、

もちろん!!!
と答えました。

あなたの人生は誰のもの?

これ、一昨日のコラムでも同じことを書きました。
まずお伝えしたのが、どこでどんな仕事をするのか、とか、どこに住むのか、とか、誰と生きていくのか、など 就職 住居 結婚 出産など人生におけるターニングポイントにおいて、誰かの意見を取り入れる必要があるのか?ということです。

親や友人などのアドバイスを聞いて、自分の願望と照らし合わせながら、ベストな選択を探る、ということはとても重要だと思います。

でも、成人した大人が、独身であるなら自己責任で、働くことや住まいや結婚や出産を、誰かの判断にゆだねることに、何の意味があるのでしょう?

つまり、あなたの人生は、誰のもの?
ってことです。

例えば、

仕事に行かなくちゃ!

今日の夜は何を食べようかな。

大好きな夫の子を妊娠した。10か月後にはうまれるぞ!

これ、誰のための行動ですか?

ぜ~んぶ、自分のため!ですよね。

でももし、こういう行動が、自分のためではなく、誰かのためになるとしたら。

仕事、ほんとはしたくないけど、家族を食わせるために仕方なくやっているんだ…

今日の夜は辛い物を食べたいけど、子どもが食べられないから、またハンバーグかな…

別に欲しいわけじゃなかったけど、孫が欲しいと言われて子作りをした。子どもがうまれたらしばらく仕事を休まなくちゃ…


こんな風に、自分のために行動するのではなく、誰かのために、つまり他人軸で判断しようとすると、途端に決意にブレが出たり、消極的になります。

※もちろん、誰かのためになることで、より強大なエネルギーを発することもあります。
でもそれは、誰かのためにやっていることが自分の喜びになっているから、ということ。
つまり、「誰かのためで終わってしまうこと」をやると、消極的になってしまう、ということです。

子どもって、産まないといけないものなのか?という問いがあるのだとしたら、

誰に、産まなくちゃ!って言われたのか?と掘り下げてみましょう。

「親に、孫の顔が見たいって言われたから」という答えがあるのだとしたら、「孫を生むことだけが親孝行の方法ではない」と私は言うでしょう。

「会社や学生時代の友人から、子どもはまだ?と聞かれる」という状況だとしたら、「子どもの有無で自分の価値が変わるわけではない」と伝えれば良い。

一度きりの人生、誰のために生きる?
自分のために、精一杯楽しもう!!

これが最も大切な考え方だと私は思っています。

年齢的に子どもが欲しくても望めないかもしれない時

上記は、主に欲しくない人、産まない選択をした人向けの考え方でした。

それに対して、ここからは子どもが欲しいけど、年齢的に、また他の事情でも、もう望めないかもしれない人は、どのように自分の気持ちと向き合えば良いのか、についてです。

まず初めに、自分の心の問いに聞いてみましょう。
自分が絶対に欲しいものは何なのか?
誰の視点でもなく、自分が絶対!と言える欲しいもの、叶えたいことは何なのか?
手にしなかったら、後悔するものは何なのか?

と。

そして、次に
無くても良いと思えるものは何なのか?
誰の視点でもなく、自分にとっては不必要だと言えるものは何なのか?
手にしなくても、さほど悔しくない、諦められるものは何なのか?

と。

心の声、特に自分の欲求に素直になることが、一番大切なことです。

なぜなら、行動の根底にあるのは自分の欲求で、その欲求がガソリンとなって自分を動かしてくれるからです。

年齢的に、もう無理だろうなぁという状況を、そのまま受け入れられる状態の人は、それが本当の自分の声です。
誰の意見に惑わされることなく、その自分の声をきちんと受け止めてあげましょう。

それでも、子どもは欲しい!諦めたくない!
と思うなら、すぐにやっていただきたいことがありますので、お伝えしておきます。

べき論から抜け出して、ユルユルを目指そう

まず、ココロとカラダをユルめましょう。

どんなに願っても、祈っても、子どもに関しては自分だけの問題ではありません。
ですので、子どもが居る人生だけに縛られて、自分の未来を想像するのは危険です。
居ても、居なくても、自分は自分。
子どもはプラスアルファの存在!

として捉えて、気持ちを柔らかく保つようにしてください。

子どもは居るべき!
居なくては自分は不幸になる!
などのように、あるべき論で自分を縛り、気持ちが硬くなると、身体も硬くなります。
身体が硬いと、もし妊娠したとして、その後色々な弊害が出たりしますので、股関節まわりや肩甲骨まわりを常にゆるめて、温めて、柔らかく保つことが大事です。

どんなに欲しくても手に入らないことだってあるし、手に入らない先にもっと明るくて広い未来があるかもしれない、と「自分には可能性がたくさんあるんだ」と考えることが、ココロとカラダをユルめることに繋がりますので、心の声に素直になりつつ、自分の可能性にワクワクする気持ちを忘れずにいることが、特に女性には必要なことだと思います。

私は、このコラムで何度も書いてきましたが、35歳の時に「子どもが欲しい!」と思い立ち、キャリアより家族を築こう!と妊活を始めました。
元々生理が不順で、2~3か月遅れることもあったので、自分は子どもが産めないかもしれないという不安と闘いながら。
自分の欲求と自分の現状に素直になることを大切に、とにかく行動できることは何でもやりました。

ここからは、私がやった行動を書いておきます。

相手が居ても居なくてもできる準備を今のうちに!

レディースクリニックへ!
まだ彼氏もいない、性生活もご無沙汰気味だった私は、まずはレディースクリニックに予約をし、正常に子宮が機能しているのか、卵子は作られているのか、子どもをうめる状態なのかを検査してもらいました。

調べてみると、こういう検査ができるクリニックは全国にあるようです。
高額ですし、いざ検査となると現実を突きつけられるのでとっても怖いですが、そもそも自分にその土台が備わっているのかを確認する作業はとても大切だと思います。

もちろん、妊娠は相手が居てのことなので、自分だけの問題ではありません。
でも、自分自身を見つめることができないと、いざという時に相手と対峙して、欲しいものを手にするための交渉をすることはとても難しくなります。
ですので、自分を見つめる、現実を知る、という意味で、この段階を踏むことを私は強く勧めています。

※こういうことを強く勧める人ってなかなかいません。笑
でも私は、あえて切り込むタイプです。悪しからず

運動しよう!
私の場合は、痩せる、身体を柔らかくする、ストレスを溜めない、という3つの目的があり、自分に合いそうな運動は何だろう、と考えて、ピラティスに通いました。

運動をすることは、身体を変化させること以上に、気持ちを変化させることに繋がります。
特に妊活!となると、気持ちが硬くなって、子どもが産めないかもしれない自分を責めたり、そんな人生を悲観することもあります。
ですので、気持ちを変化させ、ポジティブに保つために、運動をすることを強くお勧めします。

身体を温めよう!
基礎体温が重要なのは、皆さんご存知かと思いますが、体温が高い方が健康だということを今46歳になって改めて実感しています。
ですので、毎朝基礎体温を測って、自分の身体にとって体温が上がるベストなものが何なのかを探してください。

私の場合は、股関節がガチガチで、身体のトラブルと股関節の状態がリンクしていることが分かったので、ピラティスで身体をユルめると基礎体温が上がりました。
また、長風呂も効果がありました。
また、乳製品を食べると体温が下がる体質のようだったので、乳製品を一切食べなくなりました。

おかげで、9ヶ月間で基礎体温が35.6℃→36.4℃くらいに改善しましたよ!!

女性らしさを取り戻す!
この表現は賛否あるかと思いますが、やっぱり生物学的には雄と雌しかありませんし、この両方が合体することによって子どもが誕生します。
女性らしさ、とは、生物としての雌の機能を取り戻すことを比喩した表現ではありますが、自分が女性であることを認識する、受け容れるという意味です。
これをすることによって、自分の使命や生きる意味をきちんと受け止めるという目的があります。

私が長らく生理不順で悩んでいた時に、ある人に言われた言葉があります。
愛さんは女性であることを忘れようとしている。
女性性を解放してみてください!
もっと女性であることを誇りに思って、女性を楽しんでみて!

う~ん、ズバリ心に刺さりました。
だって、仕事で闘い続ける日々が続いていて、本当に女性らしさを忘れてましたから。

まず、いつも使っている手帳に「女性性を解放する!」と書きました。
そして、パンツルックを減らし、スカートやブラウスを着るようにしたり
化粧も少し女性らしさを出してみたり
強い意志を示す表情ではなく、ニコッとほほ笑む表情を多く出してみたり
私は美しい、私はカワイイ、私は綺麗だ、と口に出して自己暗示をかけたり…
とにかくありとあらゆる「女性らしさを楽しんでいる」感じを出してみました。

そうすると不思議と、本当にそういう気持ちになるし、寝起きの顔が優しくなっていたりして、少しずつ見た目にも中身にも変化が出てきました。

女性であることを実感し、楽しむような行動をすることで、これからも女性としてフルに活動して良いんだよ!という許可を与えたような、そんな人生の転機になりました。
ちなみに、女性性を解放する宣言をしてから、街中で男性に声を掛けられることが何回かありました。
それも、ナンパではなく、ランチに行ったお店で「連絡先を教えてください」的な声の掛けられ方でした。
自分を変えること、が、未来を変えること、の一歩だということに気付きました。
こういう努力も大事だということを、頭の片隅に入れておいてくださいね。

行動しないと何も変わらない

たくさん行動にうつしてみて、自分への投資を惜しみなく行い、実りのない苦しい時期も過ごしてみる。
とにかく、行動あるのみ!!です。
行動しても手に入らないものもあるけれど、行動したから手に入るものもあるし、行動したら別のものを手にすることもあるので、これを読んでくれている方、また悩んでいる友人がそばにいる方、とにかくもう一歩足を踏み出してみたり、アドバイスを伝えてあげてください。

行動した先にしか、違う人生は訪れません。
そして、その行動に必要なのは、自分の欲求です。
自分の欲求を明らかにしたいなら、素直になりましょう。

言うは易く行うは難しですので、私が言うのは簡単ですが、伴走しますので、ご安心を。

私達の出番です!

私達aisaito(アイサイト)は、
だれかれ構わず、結婚しようよ!家族を作ろうよ!子どもって良いよ!を広めるために存在するわけではありません。

子ども家庭庁が目指す、こどもがまんなかの社会を実現することを否定するわけでもありません。

ただ、一人ひとりが持っている素晴らしい個性や強みを発揮しながら、自己実現ができるよう、サポートをするために存在しています。
そして、その中でも、家族という最小のチームを整え、幸せな人生が送れるように皆さんをサポートするのが、私達の目的です。

結婚や、夫婦生活に絞ってこういう活動をしているのは、家族が人間にとって最小のチームであり、最も身近な他人だから、です。
その最小チームを最良チームにすることが、私達の役割です。

ということで、他人の意見に振り回されることなく、自分の人生を充実させたい人でこの世の中が溢れますように。
今日もお読みいただきありがとうございました。

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