おはようございます。
先週はアポが多く、旧友と逢ったり、ビジネスパートナーとミーティングがてら食事に行ったり、アイサイトで婚活を検討している方と面談をしたり、ほとんどずっと外出をしておりましたので、5日ぶりのコラムです。
たくさんの人と逢うと、色々な会話が繰り広げられます。
私がこういう仕事をすることを知って、
「私でも今から結婚できるかなぁ」と聞いてくださる50代の方もいれば、
40代で夫と死別して、今は子育てと自分時間を楽しんでいる50代の方や、
20代で結婚して、今は夫のことを見るのも嫌だと語る40代の方も。
人生って、十人十色だなぁ
と、話を聞くたびに思います。
その中で、38歳の女性(ほぼ、初めましての相手)が私の所にやってきて、こんなことを言うのです。
結婚って、しないといけないものですか?
今日は、それに対する回答はどんなものだったか、そして人生って何なの?
をテーマに書いてみたいと思います。
結婚って、しないといけないの?
会場で私のことを知ったその38歳の女性が、私に近づいてきました。
その会の主催者である友人が私達を引き合わせてくれ、3人でしばらく話をした後、2人になった時に彼女が私に言いました。
私、まだ独身なんです。
結婚したい気持ちと、できないんじゃないかって気持ちが両方あって。
結婚って、しないといけないものですか?
ほぼ初めましての私に、なんでそんなことを聞くのだろう??
という疑問を持ちつつ、私達を引き合わせてくれた主催者の立場に立って考えてみて、
(もしかしたらこの方は結婚を迷っているから、私に相談したいのかな?)とも考えました。
そして、私は言いました。
今、あなたはどういう状態ですか?
この質問の答えが欲しいのか?それとも、相談したいのか?それとも、解決策を手にしたいのか?
すると彼女は言いました。
まず、答えが欲しいです。
その答えを聞いてから、その先のプランを立てたいです。
ナルホド。
彼女の気持ちと状況をすぐに理解した私は、こう答えました。
結婚は、しなくても良いんじゃない?
でも、したければ、すれば良い。
今は令和の時代で、価値観も生き方も個人が尊重され始めているのだから、自分で決めて良い時代なんだと思っています。
彼女は驚き顔でこう言いました。
え??結婚相談所をされているって聞いたから、結婚はすべきだっていう答えを期待していました。
しなくても良いって、どういうことですか?

私はこう言いました。
ちょっと座りましょうか。長くなりそうだし。
ということで、彼女に話した内容を書き記していきたいと思います。
あなたの人生は誰のもの?
まずお伝えしたのが、どこでどんな仕事をするのか、とか、どこに住むのか、とか、誰と生きていくのか、など 就職 住居 結婚 など人生におけるターニングポイントにおいて、誰かの意見を取り入れる必要があるのか?ということです。
親や友人などのアドバイスを聞いて、自分の願望と照らし合わせながら、ベストな選択を探る、ということはとても重要だと思います。
でも、成人した大人が、独身であるなら自己責任で、働くことや住まいや結婚を、誰かの判断にゆだねることに、何の意味があるのでしょう?
つまり、あなたの人生は、誰のもの?
ってことです。
例えば、
仕事に行かなくちゃ!
今日の夜は何を食べようかな。
今週末は久しぶりに友達とショッピングだ★
これ、誰のための行動ですか?
ぜ~んぶ、自分のため!ですよね。
でももし、こういう行動が、自分のためではなく、誰かのためになるとしたら。
仕事、ほんとはしたくないけど、家族を食わせるために仕方なくやっているんだ…
今日の夜は辛い物を食べたいけど、子どもが食べられないから、またハンバーグかな…
別に欲しいものはないけど、結婚式参列のために新しい洋服を買いに行かなくちゃ…
こんな風に、自分のために行動するのではなく、誰かのために、つまり他人軸で判断しようとすると、途端に決意にブレが出たり、消極的になります。
※もちろん、誰かのためになることで、より強大なエネルギーを発することもあります。
でもそれは、誰かのためにやっていることが自分の喜びになっているから、ということ。
つまり、「誰かのためで終わってしまうこと」をやると、消極的になってしまう、ということです。
結婚って、しないといけないものなのか?という問いがあるのだとしたら、
誰に、しなくちゃ!って言われたのか?と掘り下げてみましょう。
「親に、孫の顔が見たいって言われたから」という答えがあるのだとしたら、「孫を生むことだけが親孝行の方法ではない」と私は言うでしょう。
「会社や学生時代の友人から、結婚はまだ?と聞かれる」という状況だとしたら、「未婚か既婚で自分の価値が変わるわけではない」と伝えれば良い。
「自分が結婚したいか分からないから踏ん切りがつかない」のであれば、「結婚したい!一瞬たりとも離れたくない!という人と出逢ったら結婚すれば良い。そうでないならしなくていいんじゃない?」と私は伝えると思います。
一度きりの人生、誰のために生きる?
自分のために、精一杯楽しもう!!
これが最も大切な考え方だと私は思っています。
だから、結婚って、しないといけないものなのか?と聞かれた私は
あなたが決めれば良い!あなたの人生は、あなたのものなんだから。
こう答えました。
小さな幸せが一番大きな幸せである
自分の人生が、自分のものだってことは、頭では分かっているはず。
でも、頭のどこかに、そうでない考えがよぎったり、または心のどこかに、今の生活に不安や不満があるから、他人の意見や価値観に翻弄されて、自分の判断が本当に正しいのか?と迷ったりするのかもしれません。
ですから、私から彼女に質問をしました。
日常的に、幸せだなぁって感じる瞬間ってありますか?
彼女は、
えぇぇぇ。それが分からないんですよね。
と自信なさげに話してくれました。
そこで私は、人間の欲求の話をお伝えしました。

この図は、アメリカの心理学者アブラハム・マズローが唱えた「人間は自己実現に向かって絶えず成長する」という「5大欲求理論」をあらわしたものです。
この図にある通り、人間の欲求のベース(根底)は生理的欲求です。
美味しいご飯を食べたい、とか、ふかふかの布団でぐっすり眠りたい、とか、人間の身体が求めるものです。
そして、それが叶うと次の安全欲求です。
毎日安全に暮らしたい、とか、経済的に安定したい、とか、健康でいたい、とか。
そして、それが叶って初めて社会的欲求、承認欲求、自己実現欲求を叶えようとします。
つまり、
いつでもどこでもご飯を食べられることは、幸せ!
ふかふかの布団で毎晩眠れることは、幸せ!
嬉しい時に喜び合える仲間が居ることは、幸せ!
悲しい顔をしていたら、どうしたの?と心配してくれる人が居ることは、幸せ!
なんです、本当は。
なにも、素敵なレストランで豪華な食事をすることが、幸せとは限らない。
美味しいご飯を食べられることだけで、幸せなんです。
同期がどんどん恋愛、結婚をしていって、「自分はいつになったら幸せになれるんだろ」なんて思わなくたって、ふかふかの布団があるだけで十分幸せなんです。
※130回もの結婚式に参列した私も、若い時はずっとこう思っていましたけどね…
今の仕事はやりたいこととはかけ離れているから、好きを仕事にしている人がうらやましい!なんて思わず、毎日必要としてくれる人が社内にいるだけで、もう十分なんです★
日々目の前にある小さな幸せこそ、本当は一番大きな幸せだということに、気付くことが必要なのです。
それを話すと、彼女は遠い目をして、こう話してくれました。
確かに、自分とはかけ離れた世界を見て、「それが幸せなのかな」って思っていたのかも。
自分のそれは幸せじゃなくてただの日常だって思っていたら、私は不幸だって言ってるようなものですよね。
何かを手にするから幸せになる、とか、何かをした先に得たもので自分は幸せになれる、のではなく、人間の脳のメカニズムを考えれば、日常的に得られる小さな一つ一つがあるから、人間はその先の行動ができるのであって、それがまさしく幸せの原点である、と捉えるべきなんじゃないかなーと私は考えます。
彼女もだいぶ理解をしてくれていたようでした。
幸福度を高めたい時にやってみると良いこと
それでももし、不安や不満がよぎるようなことがあれば、是非この問いを自分自身に投げかけてみてください。
1.あなたにとって「幸せ」とはなんですか?
2.今あなたの「幸福度」は 100 点満点中、何点ですか?
3.100 点になるためには何が必要ですか?
これ、先に答えをお伝えしておきますね。
もしも今 60 点で、「あと〇kg 痩せたら」「貯金が〇円増えたら」「結婚できたら」幸福度が 100 点になるのだとしたら、痩せている人や、貯金が多い人や、結婚している人は、全員幸せということになりますよね?
ということは、本来は、です。
幸せとは何かを勝ち取って感じるものではなく、目の前にある幸せを感じるから何かを勝ち取れるものだということを忘れてはいけませんよ、ということを教えてくれています。
※この考え方は「ハピネス・アドバンテージ(幸福優位性)」と呼ばれていて、心理学と脳科学を 10 年以上研究している教授によって、1600 人のハーバード大学生を対象にした研究によって証明されています。
もし今、100点!と言えない人は、自分に何が必要かを考えてみて、以下のうちから是非生活に取り入れてみていただきたいと思います。
そうすると、マズローの図にあるように、自己実現に向けて行動ができるようになりますから。
1)精神的・身体的に英気を養える
例:深呼吸、ストレッチ、入浴、散歩、自然に触れる、瞑想、旅行、キャンプ、アウトドア、自分だけの時間、デジタルデトックス
2)自分にとって安全や安心を感じられる場所を作る
例:家族や友人に感謝を伝える、ほめる、話を聴く、会話する、ハグやキスの習慣を持つ
3)自分の意志やペースで生活する
例:我慢をやめる、家事を分担する、子どもへの過干渉をやめる、個性を認める
4)自分が誰かの役に立てていると思えること
例:社会貢献、家族を喜ばせる企画、両親を大事にする、地域活動に参加する、ボランティア
5)役割をもつ
例:夫婦は名前で呼び合う、家事分担は子どもも含め全員で話し合う、家族イベントを全員で話し合って役割分担をする
6)何かに挑戦してみる
例:目標を立てる、過去の失敗を受け容れる
7)人とのつながりを感じる
例:日常の密なコミュニケーション、情報をオープンにする、家族の目標を設定する
じゃあなんで、結婚相談所をやっているのかって?
私達aisaito(アイサイト)は、
だれかれ構わず、結婚しようよ!を広めるための相談所ではありません。
誰もが持っている素晴らしい個性や強みを発揮しながら、恋愛を楽しんだり、結婚することが第二の幸せな人生のスタートになるように皆さんをサポートするのが、私達の目的です。
詳しくはこちらをお読みいただければ、ご理解いただけるのかなぁと思います。
幸せになりたくて結婚したい人、彼氏・彼女いない歴5年以上の人、集まれ~!

ということで、他人の意見に振り回されることなく、自分の人生を充実させたい人でこの世の中が溢れますように。
今日もお読みいただきありがとうございました。
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